名古屋でWebアプリ開発を検討する中小企業へ|中川区のエンジニアが教える失敗しない進め方

A contemporary workspace showcasing a laptop, tablet, and smartphones, ideal for tech and freelance use.

「ホームページを作った延長で、業務システムも同じ会社に頼めばいい」と思っている方は多いのですが、実はこれが失敗の入り口になっているケースをよく見かけます。ホームページとWebアプリ(ブラウザ上で動く業務システムのこと)は、見た目は似ていても、作り方も考え方も全く別物だからです。名古屋市中川区で事業をされている方から、システム導入の相談を受ける中で、この誤解が原因のトラブルに何度も出会ってきました。

目次

ホームページの延長でWebアプリを頼むとよくある失敗

結論から言うと、デザイン重視で選んだ制作会社に業務システムまで依頼すると、使われないシステムが出来上がる可能性が高くなります。

ホームページは「見てもらう」ことが目的ですが、Webアプリは「日々使い続けてもらう」ことが目的です。見積もりの段階で「システムも作れます」と言われて安心して発注したものの、実際に使い始めると入力項目が多すぎたり、現場のオペレーションに合っていなかったりして、結局Excelに戻ってしまう。こうした話は、規模の大小に関わらずどこでも起こり得ます。

Open laptop with visible code on screen on a wooden desk in a modern, cozy workspace.
Photo by Daniil Komov on Pexels

なぜこうしたミスマッチが起きるのか

原因は、地域や業界の問題ではなく「見た目を作る技術」と「業務を動かす技術」は専門領域が違う、という単純な構造的な理由です。

ホームページ制作を得意とする会社が、必ずしも業務フローの分析や、社内の運用に合わせたシステム設計を得意としているわけではありません。逆に、システム開発が得意な会社は、デザインや発信の部分が手薄になることもあります。どちらが悪いという話ではなく、専門分野が分かれているだけなのですが、発注する側にその情報が伝わっていないために、ミスマッチが起きやすいのです。

Person coding on a laptop with HTML code on screen, showcasing development work.
Photo by Lukas Blazek on Pexels

発注前にこれだけ整理しておくと失敗しにくい

発注前に「誰が」「どの作業を」「どのくらいの頻度で」使うのかを一枚のメモにまとめておくと、要件の食い違いを大きく減らせます。

私自身、これまで面倒な作業を代わりに引き受ける仕組み作りを得意としてきました。例えば、毎日3時間かかっていたnoteの投稿作業を、ボタン一つで3分に短縮する自動投稿ツールを作ったこともあります。売上を自動で報告してくれるbotを作ったこともあります。こうした事例からわかるのは、「便利そうな機能を詰め込む」よりも「今まさに困っている作業を1つ特定して、そこだけ解決する」方が、結果的に使われるシステムになるということです。

Webアプリ開発の費用はいくらかかる?

結論として、Webアプリ開発の費用は「機能の数」ではなく「業務のパターンの複雑さ」で決まります。単純な入力・集計だけの仕組みであれば数十万円台から始められることもありますが、複数の部署が関わる承認フローや、外部システムとの連携(APIと呼ばれる、システム同士がデータをやり取りする仕組みを使う場合)が入ると、費用も期間も大きく変わります。相場を知る目的で見積もりを取る場合は、「まず一番困っている作業だけを対象にした見積もり」を依頼すると、費用感がつかみやすくなります。

小さく作って、育てていくという考え方

最初から完璧なシステムを目指すのではなく、一番困っている工程だけを小さく自動化し、そこから徐々に育てていく方が、最終的な満足度は高くなります。

実際に、ある企業のサイトではSEO対策(検索結果で見つけてもらいやすくするための対策)を継続的に行った結果、月間アクセス数を半年で4500件から21000件へ、約4.7倍に増やせた例もあります。これは一気に大きな施策を打ったのではなく、小さな改善を積み重ねた結果です。Webアプリも同じで、小さく作って現場の反応を見ながら育てていく方が、途中で使われなくなるリスクを減らせます。

これからは「AIに見つけてもらう」対策も必要になる

検索エンジン向けのSEO対策をしている企業は増えてきましたが、ChatGPTのようなAIに自社の情報を正しく見つけてもらうための対策(AIO対策)に取り組んでいる企業はまだ少ないと感じています。

私はAI分野に大学時代から10年ほど携わってきた経験から、この分野の対策がまだ手薄であることに課題を感じ、自社の情報がAIにどう見られているかを診断できるAIOチェッカーというツールを開発しました。ホームページやシステムを新しく作るタイミングは、こうした将来の見つかりやすさまで考慮に入れる、ちょうど良い機会でもあります。

結局、どうやって制作会社を選べばいいのか

判断軸は大きく2つあります。1つ目は「デザインの実績」と「業務システムの実績」を両方見せてもらうこと。片方しか見せられない場合は、その会社が得意な領域が偏っている可能性があります。2つ目は「作った後、運用しながら改善してもらえるか」を確認すること。作って終わりの関係ではなく、使いながら小さく直していける関係が、結果的に長く使われるシステムにつながります。

まとめ

Webアプリ開発は、ホームページ制作とは別の専門性が必要な分野です。だからこそ、発注前に「誰が何のために使うのか」を整理し、小さく始めて育てていく視点を持つことが、失敗を避ける一番の近道になります。

まずは今、社内で一番時間がかかっている繰り返し作業を1つだけ書き出してみてください。それだけで、見積もり時の会話が驚くほどスムーズになります。名古屋市中川区を拠点に、こうした業務システムづくりのご相談を個人で受けています。まずは「今一番困っている作業」について、気軽にお話しいただければと思います。

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