中川区のホームページ制作、補助金ありなしを5項目で比べる発注の軸

中川区のホームページ制作、補助金ありなしを5項目で比べる発注の軸

先日、中川区で内装業を営む方から「小規模事業者持続化補助金を使ってホームページを作りたいんですが、対応してもらえますか」というご相談をいただきました。お話を伺うと、すでに公募要領を読み込んでいて、申請書の作成もかなり進んでいる状態でした。ところが、肝心の「どんなサイトを作るか」「いつ公開するか」はまだ何も決まっていなかったんです。この記事では、そのとき私が実際にお伝えした比較の考え方を、そのままお伝えします。

Flat lay of a workspace with laptop, documents, and cardboard boxes for e-commerce operations.
Photo by Kampus Production on Pexels
目次

そもそも比べる場所を間違えていませんか、という話

補助金でホームページ制作を検討する方の多くは、「補助金対応の制作会社かどうか」で比較を始めます。ただ、正直に言うと、補助金の申請書類自体は、どの制作者でもある程度は書けるものです。本当に分かれ道になるのは、「補助金がもらえるサイトを作ること」と「補助金がもらえた後、実際に問い合わせや売上につながるサイトを作ること」が、まったく別の話だという点です。

私はマーケターとしての視点も持ってサイトを設計しているので、補助金の有無よりも「このサイトは公開後に何を生み出すのか」の方をずっと重視しています。比較の軸を「補助金対応できるか」だけに絞ってしまうと、書類は通ったけれど公開後に何も動かない、というオチになりかねません。

Close-up of hands organizing tax forms on a desk with a calculator, laptop, and notebook.
Photo by Mikhail Nilov on Pexels

スケジュールと負担額、「先に用意するお金」は実は変わらない

まず整理したいのは、スケジュールと実質負担額の違いです。表にすると次のようになります。

比較項目 補助金を使う場合 自己負担のみの場合
着手タイミング 交付決定通知が出てから着手が基本 相談後すぐに着手できる
実質負担額 制作費から補助率分(例:2/3など)が後日戻る 制作費用の全額を先に支払う
入金のタイミング 制作費は先払い、補助金は事業完了・実績報告後に入金 制作の進行に合わせて分割・完了時に支払い
スケジュールの融通 公募スケジュールに合わせる必要がある お客様の希望する時期に合わせやすい

ここで見落とされがちなのが「実質負担額は減るが、先に立て替える現金は補助金があってもなくても変わらない」という点です。補助率が3分の2だとしても、制作会社への支払いは基本的に先払いで、補助金の入金は事業完了後になります。つまり「補助金があるから制作費用の心配がいらない」わけではなく、資金の流れとしては一時的に自己負担のときと同じ金額を用意する必要がある、というのが実務上の現実です。

「交付決定を待ってから」で、繁忙期に間に合わなかった話

以前、補助金の交付決定を待ってから着手しようとした方がいました。気持ちはよく分かります。採択されるか分からない段階で発注してしまうのは不安ですから。ただそのケースでは、交付決定の通知が想定より遅れてしまい、結果的に本来オープンしたかった繁忙期に間に合わなくなってしまいました。書類は無事に通ったのに、一番お客様に来てほしかった時期にサイトが間に合わなかったというのは、私としてもかなり悔しい結果でした。

この経験から、今は「補助金の採択を待つ部分」と「サイトの構成・デザインの方向性を固める部分」を分けて、後者だけは先に進めておくことをお勧めしています。書類の結果を待つ間、指をくわえて何もしないのは、正直もったいないんです。

Close-up of tax forms and a small business accounting checklist on a laptop.
Photo by Leeloo The First on Pexels

書類作成が得意な人と、公開後も一緒に悩んでくれる人

もう一つ見ておきたいのが、「補助金対応をアピールしている制作者」と「補助金には特に触れないが、制作そのものに強い制作者」の違いです。ここは少し正直に書きます。補助金の申請書類作成に慣れている制作者は確かに便利ですが、中には「補助金で作れる機能をとりあえず全部盛り込む」提案をしてくる場合があります。福袋を買うときについ「元を取らなきゃ」と余分なものまで欲しくなる、あの感覚に近いかもしれません。上限額まで使い切ろうとする発想ですね。

私は逆の判断をすることが多いです。以前「アプリを作りたい」というご相談を受けたとき、よく話を聞くとWebサイトで十分対応できる内容でした。アプリ化は審査や初期費用の負担が大きいので、必要ないと判断してその場でお伝えしています。補助金の場合も考え方は同じで、「上限額に近づけるための機能追加」は、お客様にとって不要なら私は勧めません。予算を使い切ることと、成果が出るサイトを作ることは、残念ながらイコールではないんです。

発注前に自分で確認しておきたい5項目

補助金の公募要件は年度や制度によって変わりますが、事前に自分の状況を整理しておくと、相談がぐっとスムーズになります。次の5つを一度メモしてみてください。

  • 事業計画書や経営計画書を作成した経験、または今回初めて作成する予定があるか
  • 直近の決算・売上の状況を数字で説明できる状態になっているか
  • ホームページで「何をしたいか」(集客・採用・信頼獲得など)が一つに絞れているか
  • 公募の締切から逆算して、制作に使える期間がどれくらい残っているか
  • 採択されなかった場合でも、自己負担で進める意思があるかどうか

特に最後の項目は重要です。採択率は100%ではないので、「補助金が通らなければサイトも作らない」という前提だと、事業の準備自体が止まってしまいます。補助金の可否に関わらず、サイトの方向性だけは先に固めておくことをお勧めしています。

ここまで読んで「自分の場合はどうなんだろう」と思われた方は、こちらから気軽にご相談ください。無理な営業は一切しません。

Q. 補助金を使うとホームページ制作費はいくらになる?

補助率や上限額は制度によって異なりますが、一般的に知られている小規模事業者向けの補助金では、補助率2/3・上限50万円前後というケースが広く使われています。制作費用そのものの相場は、小規模なコーポレートサイトで5万〜15万円程度、集客導線やSEO(検索エンジンで自社サイトを見つけてもらいやすくするための対策)設計まで含む中規模サイトで20万〜60万円程度が一般的な幅です。補助金を使う場合は、この制作費用のうち補助対象になる部分だけが対象になる点にも注意が必要です。ドメイン代や一部のツール費用は対象外になることもあるので、見積もりの内訳を項目ごとに確認しておくと安心です。

結局どちらを選ぶべきか

ここまでの比較を踏まえて、私が実際にお客様にお伝えしている考え方は大きく2つです。

ひとつは、「今すぐサイトが必要かどうか」で決める考え方です。繁忙期や新規オープンの時期が決まっているなら、補助金の採否を待たずに制作を進める方が、結果的に機会損失が少ないケースが多いです。

もうひとつは、「制作者が補助金の書類だけでなく、公開後の運用まで話せるかどうか」で決める考え方です。書類作成が得意なだけの相手だと、公開後に「思っていたのと違う」となったときに相談しづらくなります。私はオープンから3ヶ月間、デザインや文言の修正を何度でも受け付ける体制にしているので、書類対応と公開後の伴走をセットで考えられる相手かどうかは、ぜひ確認してみてください。

まとめ

補助金は使えるなら使った方がいいものですが、比較の軸を「補助金対応できるかどうか」だけに絞ってしまうと、本当に見るべきポイントを見失います。今回お伝えしたかったのは、「補助金の有無」よりも「公開後にそのサイトが何を生み出すか」を軸に比較してほしい、ということです。まずは、公募要領を読み込む前に、「このサイトで何を実現したいか」を一言でメモしてみてください。それだけで、相談時の話がかなりスムーズになります。補助金の書類作成から公開後の運用まで、まとめて相談したい方はお気軽にご連絡ください。

よくある質問

Q: 補助金の採択発表前に制作を始めても大丈夫ですか?
A: サイトの構成やデザインの方向性を固める部分は、採択発表前でも進めておくことをお勧めしています。実際の制作着手のタイミングは、補助金の要件によって調整が必要です。

Q: 補助金の申請書類だけ手伝ってもらうことはできますか?
A: 制作と合わせてであれば対応可能です。事業計画書の内容や数字の整理はお客様側の作業になりますが、サイトに関する部分の記載は一緒に整理できます。

Q: 補助金が不採択だった場合、どうなりますか?
A: その場合は自己負担での制作に切り替えて進めることが可能です。事前に「不採択の場合どうするか」を決めておくと、切り替えがスムーズです。

よくある質問

補助金の採択発表前に制作を始めても大丈夫ですか?

サイトの構成やデザインの方向性を固める部分は、発表前でも進めておくことをお勧めします。実際の制作着手は補助金の要件に合わせて調整が必要です。

補助金の申請書類だけ手伝ってもらうことはできますか?

制作と合わせてであれば対応可能です。事業計画の数字の整理はお客様側の作業ですが、サイトに関する記載部分は一緒に整理できます。

補助金が不採択だった場合、どうなりますか?

その場合は自己負担での制作に切り替えられます。事前に「不採択なら自己負担で進めるか」を決めておくと、切り替えがスムーズです。

補助金を使うと制作費用はどれくらい安くなりますか?

制度によりますが、補助率2/3・上限50万円前後のケースが一般的です。ただしドメイン代など対象外費用もあるため、見積もりの内訳確認が必要です。

制作会社ではなく個人に発注しても補助金の申請は問題ありませんか?

制度上、発注先が個人か法人かで不利になることは基本的にありません。むしろ公開後の相談のしやすさを重視する方も増えています。

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現状をお聞きして、必要なものと不要なものを一緒に整理するところから始めます。

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