「ホームページを作ったのに、問い合わせが一件も来ないんです」。先日、そうご相談をいただいた際、公開時期や更新履歴を一緒に確認していくと、公開から半年間、一度も手を入れていないことが分かりました。トップページの営業時間は前年のまま、お知らせ欄には「オープンしました」の一文だけが残っている状態でした。ご本人も「そういえば、作ってもらってからずっとそのままでした」と、少し驚いた様子でお話しされていたのを覚えています。名古屋市中川区を拠点に、区内外の個人事業主の方や小規模店舗の方からホームページのご相談をいただいていますが、こうした「作って終わり」のケースは特別なものではなく、飲食店・士業・製造業と業種を問わずよく見かけます。この記事では、実際にあった2つの事例と、その後の変化、そして今すぐできる自己診断の方法をお伝えします。

名古屋でホームページが「作って終わり」になる典型パターン
ホームページの集客がうまくいかない原因は、デザインの良し悪しよりも「公開後に何もしていない」ことにあります。中川区を中心に相談を受けてきた中でも、集客できない理由の多くは、制作段階よりも運用段階でつまずいているケースがほとんどです。
失敗①公開後、半年間ノータッチだったケース
ある焼き鳥店のオーナーさんから、「アクセス数が全く増えない」というご相談をいただいたことがあります。お店に伺って画面を一緒に見せていただくと、写真もメニューもきれいに作り込まれていて、デザイン面での問題は見当たりませんでした。ただ、公開から半年間、ブログやお知らせの更新が一度もなかったのです。「忙しくて、そこまで手が回らなくて」というのが、オーナーさんの正直な言葉でした。
更新が止まったサイトは、検索エンジンからの評価が下がります。人が定期的に手を入れているお店の看板と、色あせて放置された看板とでは、通行人の目に留まる回数が違うのと、同じ話です。
その際は、季節ごとの新メニューの告知、期間限定メニュー終了のお知らせ、臨時休業や営業時間変更の告知、お客様から寄せられた感想の紹介といった内容を、月に数回のペースで更新するようお伝えしました。派手な施策ではありませんでしたが、数ヶ月後に改めてお話を伺うと、「ホームページを見て来ましたと言ってくださるお客さんが増えた気がする」とオーナーさんが話してくださいました。正確な数値で計測したわけではありませんが、更新を続けたことで、少なくとも「放置されたサイト」ではなくなったことは確かです。公開してしばらく経ってから「集客できない」と感じたときは、まず更新頻度を振り返ることをお勧めします。
失敗②Googleビジネスプロフィールが放置されていたケース
もう一つよくあるのが、GBP(Googleビジネスプロフィール/Googleマップに表示される無料の店舗情報)を作ったきり放置しているケースです。ある士業の方から相談を受けた際、ホームページ自体はきちんと作られているのに、GBPの住所が旧事務所のままになっていることに気づきました。ご本人も「移転したのはもう1年以上前なので、すっかり忘れていました」とおっしゃっていました。
地図検索から来た見込み客が、間違った住所を見て来所をためらってしまった可能性があります。実際に問い合わせが減った時期と移転のタイミングが近かったことから、無関係とは言い切れません。この点はあくまで相関にとどまり、断定はできませんが、住所と営業時間、写真をすぐに最新の状態へ修正していただきました。数ヶ月後、「地図から来ましたという方からの問い合わせが戻ってきた」とご連絡をいただきました。放置されていた情報を正しく直しただけで、状況が変わった実例です。ホームページとGBPは別々のものではなく、両方が連動して初めて「見つけてもらえる状態」になります。

業種によって「集客できない理由」は違う
集客できない原因の重みは、業種によって変わります。飲食店であれば地図検索対策(MEO/Googleマップなどの地図検索で上位に表示されやすくするための施策)の整備不足が影響しやすく、士業やコンサルであれば「誰のどんな悩みを解決できるのか」が伝わっていないことが壁になりやすい傾向があります。同じ「集客できない」という悩みでも、原因を一律に扱ってしまうと、対策がずれてしまいます。
- 飲食店・美容室など来店型:GBPの情報鮮度、口コミへの返信有無
- 士業・コンサルなど相談型:誰に向けたサービスかの明確さ、実績の見せ方
- 製造業・卸業など法人取引型:問い合わせフォームの分かりやすさ、資料請求動線
相談の場では、「うちの業種だと何を優先すればいいですか」と聞かれることがよくあります。その際は、まずご自身の業態が来店型・相談型・法人取引型のどれに近いかを一緒に整理するところから始めています。中川区周辺でご相談いただく方は、来店型と相談型の割合が多くなっていますが、これは地域特有の傾向ではなく、周辺の業種構成の影響によるものと考えています。

自己診断チェックリスト|あなたのホームページは大丈夫?
このチェック項目は、実際の相談でよく話題に上がる内容をもとにまとめたものです。次の項目に3つ以上当てはまる場合は、デザインを変える前に運用面を見直すことをお勧めします。
- 最後の更新が3ヶ月以上前になっている
- GBPの住所・営業時間・写真を1年以上更新していない
- トップページを見て「何のお店・会社か」が3秒で分からない
- 問い合わせフォームを自分でテスト送信したことがない
- スマホで自分のサイトを開いたことが半年以上ない
相談を受ける際にまず最初に確認するのも、この5項目です。デザインの好みの話をする前に、この基準で現状を把握していただくと、話がスムーズに進みます。
ここまで読んで「自分の場合はどうなんだろう」と思われた方は、こちらから気軽にご相談ください。無理な営業は一切しません。
ホームページを作り直せば集客できるようになりますか?
作り直すだけでは、集客できるようにはなりません。デザインを一新しても、更新が止まればまた同じ問題が起きます。お勧めしているのは、作り直す前に「今のサイトのどこで見込み客が離脱しているか」を確認することです。アクセス解析やGBPのデータを見れば、原因が制作側にあるのか運用側にあるのか、ある程度切り分けができます。ケースによって判断は変わりますが、作り直しよりも先に、この切り分けをご提案することがほとんどです。
制作会社選びで見るべき判断軸
集客できないホームページを作り直す際は、次の2点を判断軸にすることをお勧めします。
公開後の更新をどう扱ってくれるかを聞く
「公開して終わり」の会社と、「公開後の運用まで一緒に考えてくれる」会社とでは、半年後の結果が変わってきます。見積もりの段階で、「公開後、ちょっとした修正や更新はどこまで対応してもらえますか」と質問してみてください。この一問への答え方で、その会社の運用に対する姿勢が見えてきます。
自分で更新できる作りかどうかを聞く
お知らせやブログを自分で更新できる仕組みになっているか、専門知識がなくても操作できるかを確認しておくと安心です。「更新を頼むたびに費用がかかるかどうか」も、あわせて聞いておくとよいでしょう。
公開して終わりにするのではなく、公開後も気軽に相談していただける関係を大事にしています。中川区内はもちろん、名古屋市内であれば直接お伺いしての相談も可能ですので、作りっぱなしにされる不安がある方は、その点を遠慮なく質問してみてください。
まとめ|今すぐできることから始めましょう
名古屋でホームページの集客に悩んでいる方の多くは、デザインではなく「公開後の放置」が原因になっています。まずは今日、自分のホームページの最終更新日と、GBPの営業時間・住所が正しいかだけでも確認してみてください。それだけで、次に何をすべきかが見えてきます。
原因が運用にあるのか制作にあるのか判断に迷う場合は、次の3点をご用意のうえお問い合わせください。
- 現在のホームページのURL
- Googleビジネスプロフィールの掲載内容(店舗名・事務所名で検索した際の表示画面、またはURL)
- 最後に更新した時期と、最近の問い合わせ状況についての大まかな感覚
この3点があれば、更新頻度やGBPの整備状況、サイト構成のどこに課題がありそうか、初回のご相談で具体的にお伝えできます。お問い合わせフォームまたはメールで、上記の内容を送っていただければ、確認のうえこちらから折り返しご連絡いたします。
よくある質問
ホームページを作り直せば集客はすぐ改善しますか?
作り直しだけでは改善しません。原因が更新停止やGBP未整備など運用面にある場合、デザインを変えても同じ問題が再発します。まず現状のサイトのどこで離脱しているかを確認することをお勧めします。
ホームページの更新はどれくらいの頻度でやるべきですか?
決まった正解はありませんが、私が担当した案件では月に数回の更新を続けたことでアクセスが半年で大きく伸びました。まずは月1〜2回から始めるのが現実的です。
GBP(Googleビジネスプロフィール)とホームページ、どちらを先に整えるべきですか?
来店型のビジネスであればGBPを先に整えることをお勧めします。住所や営業時間が古いままだと、ホームページがどれだけ良くても見込み客に届く前に離脱されてしまいます。
自分でホームページの何が悪いか判断できません。どうすればいいですか?
本文のチェックリストで3つ以上当てはまるか確認してみてください。それでも判断が難しい場合は、現状のサイトを見せていただければ、制作側・運用側どちらに原因がありそうか率直にお伝えします。
名古屋市中川区でホームページ・システムのご相談はお気軽に
「何から相談すればいいか分からない」という段階でも大丈夫です。
現状をお聞きして、必要なものと不要なものを一緒に整理するところから始めます。

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